FXは円高局面でも利益を狙えます [FXの基本]
外貨預金や外貨建てMMFの場合は外貨を買いからしか取引することができません。
「そんなの当たり前だろ」と思われるかもしれません。
しかし、FXは売りからも取引することができるのです。
ですので、米ドルで外貨預金をしているときに円高が進むと為替差損が生じます。
また、さまざまな理由により円高局面が長期化しているような状況下では外貨預金
での運用は見送らなければなりません。
といいますのも、1ドル=90円が1ドル=80円になると予想されている状況下では
外貨預金はひたすら損するだけになってしまいます。
一方、FXの場合は円高・ドル安が進む場合はドルを売ることができるのです。
どういった仕組みになっているのかといいますと、FX会社に日本円で預けている
証拠金を担保にしてドルを借りて、それを売ります。
そして、予想通り円高・ドル安が進めばドルを買い戻すのです。
そして、その差額が利益となります。しかし、取引が反対となることによりスワップ
ポイントをポジションを建ている間は毎日支払う必要があるので注意が必要です。
こうしたことから、FXは売りからも取引することができるわけですが、売りから取引き
できることにより円高局面にあっても利益を狙うことが出来ます。
つまり、トレンドに関係なく利益を狙えるわけです。
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メジャー通貨とマイナー通貨の特徴 [FXの基本]
FXでは通貨を二つに分けることが出来ます。一つをメジャー通貨、もう一方をマイナー通貨といいます。
基本的に米ドルやユーロ、英ポンドなどの先進国の通貨をメジャー通貨といいます。
そして、南アフリカランドやトルコリラなどの新興国の通貨はマイナー通貨といいます。マイナー通貨は
メジャー通貨よりも金利水準が高いため、スワップポイントを狙った取引では人気の高い通貨です。
しかし、注意しなければならないのはメジャー通貨と異なり市場規模が圧倒的に小さいです。このため
大口のファンド筋の投機的な取引の餌食になる場合が少なくありません。
短期間で大きく乱高下します。また、新興国の多くが潜在的にインフレリスクが高いため、通貨高となる
ことを極端に嫌います。このため政府は自国通貨を売ってドルやユーロを買います。
こういったことが頻繁に起こるのでせっかくのスワップポイントも為替が大きく変動することにより、それ
までのスワップポイントが吹き飛んでしまう可能性があることを覚悟して取引する必要があります。
また、豪ドル、ニュージーランドドル、カナダドルなどは資源国通貨といいまして、その名の通り資源価格
に影響を受けやすいのが特徴です。ですので、最初はメジャー通貨の中でもとくに取引量が多いとされ
ている米ドルかユーロでFX取引をはじめ、取引に慣れてから他の通貨を取引すると良いでしょう。
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FX初心者が選ぶべき通貨ペアとは? [FXの基本]
外貨預金や外貨MMFは取扱通貨が少ない点がデメリットとしてあげられます。基本的には主要国通貨
のみとなっています。しかし、FXの場合は馴染みのない国の通貨も取引することができます。
実際にFX取引を始めるにあたって格通貨の特徴を把握することが大切です。基本的に通貨の動きは
その国の経済情勢が大いに影響しますので、しっかりと把握したうえで取引する必要がありそうです。
もし、これからFX取引を始められるのであれば米ドル・円から取引されることをオススメします。理由に
ついてですが、米ドルは情報や一日あたり取引量の多さで他の通貨を圧倒しています。
こうした背景には米ドルが世界中の様々な貿易の決済や投資対象として米ドルは世界の基軸通貨である
ため外貨投資の初心者にとっては登竜門的な意味合いからも米ドル・円をススメします。
また、先述したとおり取引量が圧倒的に多いため、どこの取引会社でも米ドルの取引コストは群を抜いて
割安に設定されていますし、取引が成立しずらいといったことがまずありません。
一方、ユーロは米ドルに次ぐ基軸通貨の役割を果たしています。実際に中東地域の原油決済はほとんど
ユーロで決済されています。ですので、ユーロ・ドルは色々な意味で重要な指標となります。
今現在、ユーロ危機とも呼べる危機的な状況にありますが、大きく動く相場の方が短期間で大きな利益を
得ることができます。しかし、思惑通り相場が動くわけではないので注意しなければなりません。
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FXで難平買いをやってはいけない? [FXの基本]
相場が思惑に反して大きく下がっているにも関わらず、損失を被りたくないけど損切りはしたく
ないという思いからナンピン買いを入れてしまう方が少なくありません。
危険ですので避けなければなりません。ここでいうナンピン買いとは下がったところを買って
平均取得単価を調節して利益を狙う取引方法です。
株の場合は比較的有効な取引手法とされていますが為替の場合は上手くいきません。
例えば1ドル=90円のときに1万通貨を買うも、たった数日で一気に80円まで下がってしまった
ので、やもえず、もう1万通貨を買うことによって平均単価を下げるわけです。
この場合は平均取得単価が85円となります。本来であれば10円相場が戻らなければ収支が
プラスマイナスゼロになりません。そして、10円戻る可能性は限りなく低いわけです。
しかし、ナンピン買いしたことで5円相場が上昇すればプラスマイナスゼロになります。
10円相場が上がるのを待つことを考えれば可能性はかなり高まりますので一見有効な手段に
思えてしまいます。
相場は思ったように動かない場合が多いので、結果として損失を拡大してしまいます。
また、相場が上下変動するたびに精神的にしんどい思いをしなければならないので全くオススメ
できません。一回上手くいくと大きく失敗するまで続けてしまいます。
ですので、それよりも早い段階で相場を見切って損切りしてしまうほうがはるかに有効ですので、
ナンピン買いはできるだけ控えてください。
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